会津中街道の中で本ツアーの場所において、地元有志の方たちが今年になって笹刈りをして道を復活させたと知り、三斗小屋宿跡も見てみたいし、さらにその復活路が通じたことにより那須岳周遊も出来そう、という贅沢なコースになります。
沼原湿原の駐車場を朝7:05に、マイナスの気温の中、フリースを来て出発。
湿原の中は歩かずそのヘリをしばらく進み、三斗小屋宿のある天狗谷に下りて行きます。そこで1本目の沢、湯川の支流を渡ります。
湯川の支流▼
ここは、丸太があり問題なく渡れます。少し行くと湯川本流。
湯川本流▼
これは中州からの写真ですす。中洲までは少し石の上を踏みながら渡りますが比較的楽に渡れました。
そこから少し行くと深山貯水池からの林道と合流。楽に行くには深山貯水池から車で入るのがいいと思いますが、林道入り口で通行止めになっているらしい。
三斗小屋宿入り口付近に以前の宿の住人、明治新政府を成立させた戊辰戦争で会津軍の兵士たちの墓があり歴史を感じさせます。ここには30戸弱の住人がいたらしいですが、昭和30年代にすべて立ち去ったそうです。
三斗小屋宿跡▼
当時のままの水路もあり、感慨深まります。ここからは流石山方面の峰も見ることができ、悲しい歴史がなければいいところのような気がします。
三斗小屋宿の灯篭▼
林道終点▼
車も何台かとまっており、三斗小屋温泉関係者の方か、その他?の方と思われます。
いよいよここから復活した会津中街道に入ります。入り口には小さな案内板もあり迷うことはありませんでした。上の写真をまっすぐ進みます。右は三斗小屋温泉方面。
予想以上に歩きやすい道を進むと、これまた予想以上に難易度が高い沢が現れました。
中ノ沢の1本目の渡渉▼
先日の雪解けで、水量が多かったのでしょうか?沢の石は滑りやすく、いろんな場所を吟味しながら、ストックがあればなんとか渡れる場所を発見しました。ここが本日NO.1の難易度です。(ストックは必須)
笹が刈り払われた会津中街道▼
地元有志の方ありがとうございました。非常に歩きやすかったです。
途中、熊の糞を発見。2,3日たった感じでしたが、まだこの辺をうろついているようです。鈴をならしながらの山行です。
次の難関、中ノ沢2本目▼
ここも最後のリーチが長く、少し怖い。
しばらく歩くと三斗小屋温泉~大峠の従来の登山道と合流です。たぶん三斗小屋温泉経由より2時間ぐらいは短縮できたのではと思います。今回のコース選びは大成功!
そして最後に峠沢の渡渉▼
ここは、流れも緩く、浅かったので難なく渡れました。
そして大峠に行く途中、別行動隊のHAMAさんと出会うことができました。
同じ時間に茶臼岳のロープウエイ乗り場の駐車場から登り始めたのにもう三本槍岳をやりすごし、下山途中!すごく早い。
やっと大峠に到着。この時点で10:30ぐらい。
おにぎりがおいしい。昔の旅人気分▼
風景もぐっとよくなり気分も上々。
そして三本槍方面へ。
少し登ったあたりから流石山とその斜面▼
右下が大峠。ここでのスキーは楽しそうだが、ここまでのアプローチが大変そう。
ここから三本槍岳まで若干体調が悪くなり、足のふくらはぎもつりながらなんとか進みました。このときにみっちゃんからアミノバイタルをもらってなんとかしのぎました。ありがとね、
沼原湿原~大峠までの谷を振り返る▼
三本槍岳までの稜線▼
会津側▼
会津田島の里は赤く見え、紅葉まっさかりといった感じです。
流石山~台倉山のすばらしい峰々▼
先日の残雪▼
結構、三本槍岳周辺は雪解けの水でぬかるみが多く歩きずらい。
三本槍岳には12:00ジャストに到着。カップめんで腹ごしらえししばし、晴れ渡る眺めを満喫。
朝日岳▼
こちらから見た朝日岳はまったく違った印象でした。
噴煙を上げる茶臼岳▼
この跡、隠居倉を経由して三斗小屋温泉方面へ。
三斗小屋温泉の源泉▼
ゴーゴー音を立てて寒いせいか煙も大きく迫力ありました。
三斗小屋温泉大黒屋別館▼
いい感じでした。こんどは、ここに泊まりながらゆっくりまわりたいですね。
後は、三斗小屋宿跡まで下りて来た道を戻ります。
最後の沼原までののぼりはきつかったですね。16:45と日没ぎりぎりセーフでした。
この後は板室温泉で汗を流し、そばの蕎麦屋で結構からい大辛そばを堪能して今回の旅を終えました。
このそば屋『やしお』はJAZZが店内に比較的大きな音で流れ、そばもうまく最高でした。店員さんに聞くとご主人の趣味だそうで、2度おいしいお店です。那須山登りの際の常連になりそうですね。
今回はすごくハードな山行でしたが、温泉とそばにも癒され大変満足でした。
私の企画に付き合ってくださった、みっちゃん、I町さんお疲れ様でした。
復活した会津中街道だと、大峠まで時間短縮、ということは・・・早春の流石山スキー日帰りがグッと現実味を増してきそうです(喜)
返信削除HAMA at 2009.11.8 17:21:04
HAMAさん
返信削除確かに春スキーは行けるかもしれないですね。車がどこまで入れるかがPOINTかも。
roushi at 2009.11.8 18:24:17
う〜ん、いい沢がありますね 魚いそうだなぁ イワナかなぁ
返信削除毎度ながら、まずはご無事の帰還、お疲れ様
ひで at 2009.11.8 21:10:00
沢が何度かあって夏もいいルートかもしれませんね。
返信削除N家(たけ) at 2009.11.8 21:31:40
ひでさん
返信削除いい沢でしょう。魚がいるかどうかの確認の余裕なくとおりすぎてしまいました。今度は、一泊しながらのんびりいきたいものです。でも熊にはご用心。
roushi at 2009.11.8 21:47:27
たけさん
返信削除夏に来るさいはぞうり持参で行きたいもんです。この沢は沢登り屋さんには有名らしいですよ。
roushi at 2009.11.8 21:49:33
本当にお疲れ様でした。(笑)
返信削除もっと道無き道を行くになるかと期待していましたが、以外な程ハッキリした道でしたね。
地図に無いルートを行くのは楽しかったです。
またそんなルートがあったら行ってみたいですね。
んっ? Mt.Raccoさんの言うアブノーマル路線にドップリハマッてるかも!?
みっちー at 2009.11.9 00:35:51
みっちーさん
返信削除ほんまにお疲れさんでした。ウロコといい、未開ルートと、行き着くところに突き進んでいますね(笑)
roushi at 2009.11.9 21:05:50