昨日(11月7日)に沼原湿原~三斗小屋宿~大峠~三本槍岳~隠居倉~三斗小屋温泉~三斗小屋宿~沼原湿原というロングツアー(7:05-16:45の10時間弱)に行ってきました。
会津中街道の中で本ツアーの場所において、地元有志の方たちが今年になって笹刈りをして道を復活させたと知り、三斗小屋宿跡も見てみたいし、さらにその復活路が通じたことにより那須岳周遊も出来そう、という贅沢なコースになります。
沼原湿原の駐車場を朝7:05に、マイナスの気温の中、フリースを来て出発。
湿原の中は歩かずそのヘリをしばらく進み、三斗小屋宿のある天狗谷に下りて行きます。そこで1本目の沢、湯川の支流を渡ります。
ここは、丸太があり問題なく渡れます。少し行くと湯川本流。
これは中州からの写真ですす。中洲までは少し石の上を踏みながら渡りますが比較的楽に渡れました。
そこから少し行くと深山貯水池からの林道と合流。楽に行くには深山貯水池から車で入るのがいいと思いますが、林道入り口で通行止めになっているらしい。
三斗小屋宿入り口付近に以前の宿の住人、明治新政府を成立させた戊辰戦争で会津軍の兵士たちの墓があり歴史を感じさせます。ここには30戸弱の住人がいたらしいですが、昭和30年代にすべて立ち去ったそうです。
当時のままの水路もあり、感慨深まります。ここからは流石山方面の峰も見ることができ、悲しい歴史がなければいいところのような気がします。
車も何台かとまっており、三斗小屋温泉関係者の方か、その他?の方と思われます。
いよいよここから復活した会津中街道に入ります。入り口には小さな案内板もあり迷うことはありませんでした。上の写真をまっすぐ進みます。右は三斗小屋温泉方面。
予想以上に歩きやすい道を進むと、これまた予想以上に難易度が高い沢が現れました。
先日の雪解けで、水量が多かったのでしょうか?沢の石は滑りやすく、いろんな場所を吟味しながら、ストックがあればなんとか渡れる場所を発見しました。ここが本日NO.1の難易度です。(ストックは必須)
地元有志の方ありがとうございました。非常に歩きやすかったです。
途中、熊の糞を発見。2,3日たった感じでしたが、まだこの辺をうろついているようです。鈴をならしながらの山行です。
ここも最後のリーチが長く、少し怖い。
しばらく歩くと三斗小屋温泉~大峠の従来の登山道と合流です。たぶん三斗小屋温泉経由より2時間ぐらいは短縮できたのではと思います。今回のコース選びは大成功!
ここは、流れも緩く、浅かったので難なく渡れました。
そして大峠に行く途中、別行動隊のHAMAさんと出会うことができました。
同じ時間に茶臼岳のロープウエイ乗り場の駐車場から登り始めたのにもう三本槍岳をやりすごし、下山途中!すごく早い。
やっと大峠に到着。この時点で10:30ぐらい。
風景もぐっとよくなり気分も上々。
そして三本槍方面へ。
右下が大峠。ここでのスキーは楽しそうだが、ここまでのアプローチが大変そう。
ここから三本槍岳まで若干体調が悪くなり、足のふくらはぎもつりながらなんとか進みました。このときにみっちゃんからアミノバイタルをもらってなんとかしのぎました。ありがとね、
会津田島の里は赤く見え、紅葉まっさかりといった感じです。
結構、三本槍岳周辺は雪解けの水でぬかるみが多く歩きずらい。
三本槍岳には12:00ジャストに到着。カップめんで腹ごしらえししばし、晴れ渡る眺めを満喫。
こちらから見た朝日岳はまったく違った印象でした。
この跡、隠居倉を経由して三斗小屋温泉方面へ。
三斗小屋温泉の源泉▼
ゴーゴー音を立てて寒いせいか煙も大きく迫力ありました。
いい感じでした。こんどは、ここに泊まりながらゆっくりまわりたいですね。
後は、三斗小屋宿跡まで下りて来た道を戻ります。
最後の沼原までののぼりはきつかったですね。16:45と日没ぎりぎりセーフでした。
この後は板室温泉で汗を流し、そばの蕎麦屋で結構からい大辛そばを堪能して今回の旅を終えました。
この
そば屋『やしお』はJAZZが店内に比較的大きな音で流れ、そばもうまく最高でした。店員さんに聞くとご主人の趣味だそうで、2度おいしいお店です。那須山登りの際の常連になりそうですね。
今回はすごくハードな山行でしたが、温泉とそばにも癒され大変満足でした。
私の企画に付き合ってくださった、みっちゃん、I町さんお疲れ様でした。